この記事では、トルコ・シリア大地震の寄付ができる支援団体をご紹介。
寄付先をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
トルコ・シリア大地震の現状については、こちらの記事を参考にどうぞ。
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目次
【トルコ・シリア大地震】寄付できる支援団体10選
①公益財団法人 日本ユニセフ協会
公益財団法人 日本ユニセフ協会では、トルコとシリアの被災地のために、パートナー機関と一緒に支援を進めています。
支援ニーズの把握をし、緊急支援物資の配布をできるだけ早く行なってくれています。
現地では病院・保健施設、学校の校舎などもかなりダメージを受けており、特に子どもの命と生活を守るために復興に力を入れているそうです。
主にライフラインや基礎的な社会サービスの復旧のために、寄付金が活用されます。
被災した子どもと家族が1日でも早く日常生活に戻せるように、
- 安全な飲み水の確保
- 衛生用品・日用品などの緊急支援物資の提供
- 教育機関の再開サポート
- 子どもの心理的な支援
などに力を入れています。
公益財団法人 日本ユニセフ協会は知名度の高さが信頼につながり、最も多くの人々が寄付先にしています。
②認定NPO法人 国連WFP協会
国際連合 世界食糧計画 WFP協会の日本の支部です。
飢餓と貧困の撲滅をするために活動をしている団体。
活動内容は緊急食料支援、学校給食支援、母子栄養支援、自立支援など。
アフガニスタン、イエメン、シリア、南スーダンなど123の国と地域で活動しています。
2020年にはノーベル平和賞を受賞しました。
主な活動内容として、以下のようなものがあります。
- 【輸送・通信支援】食料を届けるための道路や橋の整備、ヘリコプターや運搬車の提供
- 【緊急支援】難民や避難する人々へ迅速に食料を提供
- 【学校給食支援】子どもたちの栄養面を改善する
- 【母子栄養支援】母親と乳幼児への食料支援
- 【自立支援】労働機会の提供・食料配給
③認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン
国連から認定を受けている、世界最大の子どもの支援団体が「認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパン」です。
世界約100カ国で活動している団体で、すべての子どもが豊かな命を生きられる世界の実現を目指しています。
貧困・紛争・自然災害などによる過酷な環境を強いられている世界中の子ども達を、30年以上にわたって支援を届けてきた背景があります。
認定NPO法人 ワールド・ビジョン・ジャパンはワールド・ビジョンの支援国事務所として1987年に設立。
東京都に認定されている認定NPO法人でもあり、国内では6万人以上の支援者がいます。
国内でも支援が行われた実績があり、2011年3月11日の東日本大震災の際は約30万人に、2016年4月14日の熊本地震では約16,400人に支援を届けました。
2018年6月28日の西日本豪雨の被災地で緊急支援を行った実績もあります。
長期的な支援活動をする国際NGOとして、有名な団体です。
あわせて読みたい:NPO法人ワールド・ビジョン・ジャパン「チャイルド・スポンサーシップ」の実態は?寄付金の使われ方は適切?
④AAR Japan[難民を助ける会]
AAR Japan[難民を助ける会]は、世界16カ国で活動している国際NGO団体です。
自然災害などの緊急支援や、難民支援、地雷対策、障害者支援などを行なっています。
日本では1979年に発足しました。
世界各国で緊急支援の実績があり、いち早くサポートすることを目指している団体です。
トルコ・シリアの大地震に関しても、地震発生翌日から緊急支援物資の配布を行いました。
トルコでは2011年頃から活動を開始してきたため、今回の災害支援ではすでに構築されている現地のネットワークを活かして迅速な対応が可能となっています。
⑤認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパン
難民支援や災害救援の分野で20年以上の経験積んできた団体で、今回のトルコ・シリアの大地震では医師や看護師を含むスタッフを地震発生当日に派遣し、緊急支援を迅速に進めてきました。
これまでに国内外の被災地や紛争地域で活動してきた空飛ぶ捜索医療団「ARROWS」のチームが、トルコの提携団体などと力を合わせて支援活動に取り組んでいます。
医師・看護師による医療支援の他、レスキュー隊員による捜索や救助、食料品・衛生用品の緊急支援物資の配布などを積極的に行なっています。
⑥公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン
子どもとともに、地域開発を進めてきた国際NGOで、シリア北西部で最も被害が大きい地域の支援を目的として寄付募集を始めた団体です。
シリア内戦で約400万人の人々が人道支援を必要としており、その多くは子どもと女性たち。
特に、学校が閉鎖されて子どもたちの教育が中断されていることが深刻な問題となっています。
今回のトルコ・シリアの大地震では弱い立場に置かれていた子どもや女性の権利がないがしろにされ、暴力・虐待・搾取などのリスクが高まる可能性が高いと言われています。
現地のパートナー団体を通じて食料・水・衣料品・衛生用品などの提供はもちろんのこと、子ども達の保護や教育環境の整備などを進めています。
住宅の再建など、暮らしを安定させるための継続的な支援を実施する予定もあります。
知ってください。遠い国の女の子の現実を。─プラン・インターナショナル・ジャパン─
⑦一般社団法人ピースボート災害支援センター
緊急支援物資の提供と、被災状況に合わせた支援を進めている団体です。
緊急支援物資の一例として、食料品・飲料水・日用品の配布などが挙げられます。
また、医療サービスの提供も行なっています。
⑧認定NPO法人REALs(リアルズ)
主に中東・アフリカで活動する認定NPO法人です。
トルコでは2015年から、シリアでは2019年から活動を開始しました。
争いを防ぐスペシャリストとして名が通っています。
今回のトルコ・シリアの大地震では、食料・水・衛生用品の配布のみならず、ブランケットやマットレスといった防寒グッズの提供にも力を入れています。
⑨公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
トルコとシリアの子供たちとその家族たちの命を守るために活動しています。
食事・水・テント・毛布・燃料・衛生用品・防寒具などの配布や、コミュニティセンターで子ども達の心のケアを行ったり、水系の感染症の拡大を予防するために衛生習慣に関するパンフレットを作成する活動も行なっています。
また、がれき撤去のために重機を提供したり、捜索・救助チームへの食料提供なども積極的に進めているそうです。
⑩特定非営利活動法人グッドネーバーズ・ジャパン
世界中にいる20万人以上の支援者とともに、教育支援を中心とした活動を行っている団体です。
その他に、地域開発や緊急支援も行なっています。
2007年に、国連からミレニアム開発目標賞(MDGs Award)を授与された実績もあります。
今回のトルコ・シリアの大地震では、救援物資の配布をシリア難民・遊牧民族のロマ民族を中心に行っているそうです。
2月9日時点で被災地キリス、ハタイ、ガジを訪問し、被害状況や支援ニーズを確認されました。
11日にはシリア国境に近いガジアンテップに向かい、調査を実施されたそうです。
トルコ・シリア大地震の支援団体、寄付するならどこが良い?
今回は、トルコ・シリア大地震の寄付ができる支援団体を10組織ご紹介しました。
「寄付先にするならどこが良いのか?」ですが、最も多く選ばれているのは
- 公益財団法人 日本ユニセフ協会
- 認定NPO法人 国連WFP協会
の2団体のようです。
ただ、どの支援団体も支援内容に大きな差はないため、各ホームページで最新情報を見て判断するのもいいかと思います。
どの支援団体でも、最終的にはトルコ・シリアの人々のために活用されます。
少しでも早く現地の人々に届くよう、行動していきましょう。