目次
Scene 1. 謎の老師との出会い
幼少の頃、住職(父)のマークIIに乗って羽鳥の洞慶院に行きました。
お寺に着くといつも筆のように長く真っ白な眉毛の老僧が「よくきたねぇ」と、出迎えてくれました。
3、4歳ながらにその老僧のオーラと独特な声が今も記憶に残っています。
当時その老僧は、曹洞宗大本山永平寺七十七世住職 瑞岳廉芳大和尚だと知るには随分後のこと。
Scene 2. 画家 飯田昭二氏の世界観

飯田昭二氏
幼稚園から中学まで絵の教室に通っていました
白髪がタバコのヤニで黄色くなるほど先生はヘビースモーカーで、点にこだわり、それを重ねた濃淡が代表作。

飯田昭二氏の遺作1
また、物体の見方をいろんな視点から作品にするユニークな感性を子供たちに教えてくれました。
飯田昭二氏の遺作2
Scene 3. 中国僻地の旅
高校生の時に父親に連れられて中国に行きました。
その時の中国はまだAKIRAに出てくるような雰囲気で村の上に鉄骨を建てビルが聳える発展途上真っ只中。
そこからバスで何時間も揺られ、ドラゴンボールに出てきそうな山を越え、岸壁に建ったお寺や洞窟に掘られた仏像彫刻を観たりと仏教の歴史の凄さと面白さを感じていました。
Scene 4. 静岡から東京へ

渋谷高架下 法眼
当時、全ての情報はコンビニに並ぶ雑誌のみ。
自分が欲しかったものは静岡にはなく、高校を卒業後、東京に移り住みました。

高円寺 RENGA
今よりネット環境がないからこそ、コミュ力が一番必要となる時代。
自分の足で歩き、繋がりを深めていきました。

大学生の時に巡礼した西國三十三ヵ寺巡り
Scene 5. 深山幽谷、永平寺での修行
大学を卒業し使っていたスマホを自宅に置き、福井県にある曹洞宗の大本山の一つ永平寺に登りました。
修行とは断食をするわけでもなく、滝に打たれるでもなく、誰もが当たり前に行う洗面、食事、掃除、就寝を一つ一つ丁寧に向き合い、ただ只管(ひたすら)に作法として続けていく「禅」と呼ばれる世界です。
Scene 6. 静岡を盛り上げる人達
修行から五年後、永平寺を降りて徒歩とヒッチハイクをしながら静岡のお寺に帰宅。
世の中はスマートフォンが普及して全ての情報や物流がどこにいても手に入れることができる時代がきました。
そして、同世代の人たちがアパレル、飲食、音楽など静岡を楽しく盛り上げようとしている姿に私も加わりたいと思い、ここから新しい目標と修行が始まりました。
Scene 7. lifestyleとしての仏教
同世代に仏教を伝えるとき「お寺に行こうよ」と言ってもなかなかピンとはこないですよね。
それなら、格好良いやお洒落の感覚から仏教をアパレルとして展開しようと考えました。
信仰ではなくて身近なライフスタイルに溢れる仏教をたくさんの人に勧めるためにアパレル「Buddhism(ブッディズム)」は5年目を迎えました。
【プロフィール】
名前|服部 満瑛(ハットリ マンエイ)
ニックネーム|マンエイ
誕生日|12月25日生まれ、山羊座
出身地|静岡県静岡市
職業(職種)|僧侶(副住職)
趣味|中国の僻地を旅して露店でマニアックな仏教アイテムを求める
ホームページ|so-to-shu-jougenji.com
Instagram|@mannei_jougenji
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